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キムラ工芸のインテリアNEWS~“段取り8割”は本当?~

皆さんこんにちは

有限会社キムラ工芸です。

 

~“段取り8割”は本当?~

家具づくりの現場では、加工技術や仕上げの美しさが注目されがちです。

もちろん、職人の技術はとても重要です。

しかし、その技術を十分に生かすためには、作業を始める前の準備が欠かせません。✅

特にオーダーメイド家具は、一つひとつ寸法や仕様が違います。

そのため、材料を切り始めてから考えるのではなく、完成までの流れを事前に整理しておくことが大切です。

今回は、オーダーメイド家具製造における“段取り8割”について考えてみます。

★ 最初にお客様の希望を理解する

家具をつくる前に大切なのは、どのような目的で使われる家具なのかを理解することです。

収納を増やしたいのか、部屋の雰囲気に合わせたいのか、限られたスペースを有効に使いたいのかによって、家具の考え方は変わります。✅

お客様の希望を理解することが、製作のスタートです。

☆ 設置場所の条件を確認する

オーダーメイド家具は、設置する場所に合わせてつくられることが多くあります。

壁や床、天井との関係や、周囲の建具、コンセントなどの位置を確認しておくことで、設置時の行き違いを減らせます。✅

製作前の確認が、納品時の安心につながります。

★ 図面を読み込む

加工に入る前には、図面をしっかり確認することが大切です。

全体寸法だけでなく、部材ごとの大きさや取り合い、扉や引き出しの位置などを理解しておくことで、加工順も考えやすくなります。✅

☆ 必要な材料を早めに確認する

使用する木材や金物などがそろっているかを事前に確認しておくことも重要です。

特にオーダーメイドでは、特殊な材料や金物を使う場合もあります。

製作直前になって不足に気づかないよう、早めに確認しておくことが大切です。✅

★ 材料を先に選ぶ

同じ種類の木材でも、木目や色味は一枚ずつ違います。

そのため、どの部分にどの材料を使うのかを事前に考えることが大切です。

扉や天板など、目に入りやすい部分には全体のバランスを考えて材料を選びます。✅

☆ 加工順を組み立てる

家具には、切断、穴加工、組み立て、仕上げなど複数の工程があります。

どの工程を先に行うのかを考えておくことで、無駄な持ち替えややり直しを減らせます。✅

完成から逆算して順番を考えることが重要です。

★ 同じ加工をまとめる

同じ寸法や同じ種類の加工が複数ある場合には、まとめて行うことで効率を上げやすくなります。

ただし、効率を優先するあまり、部材を取り違えないように確認することが大切です。✅

☆ 工具や機械の状態を確認する

加工を始めてから機械や工具に問題があると、作業が止まってしまいます。⚒

だからこそ、使用する前に状態を確認し、必要な準備を済ませておくことが大切です。

★ 組み立てスペースを先に確保する

加工が終わってから組み立て場所を探すのではなく、製作する家具の大きさに合わせて事前にスペースを確保しておくことが大切です。✅

大きな家具ほど、周囲に余裕がある方が確認しやすくなります。

☆ 仮組みのタイミングを考える

複雑な家具では、必要に応じて途中で全体の納まりを確認することが大切です。

すべて仕上げてから問題に気づくより、途中で確認できた方が修正しやすくなります。✅

★ 仕上げ工程から逆算する

家具製造では、加工が終われば完成というわけではありません。

表面を整えたり、仕上げを行ったりする時間も必要です。

そのため、納期から逆算して仕上げ工程まで余裕を持って計画することが大切です。✅

☆ 待ち時間も工程として考える

家具づくりには、接着や仕上げなど、すぐに次の工程へ進めない場面もあります。

その時間を無駄にしないよう、別の部材を進めるなど、全体の流れを考えることが重要です。

★ 人員配置を考える

複数人で製作する場合には、誰が加工し、誰が組み立てや仕上げを担当するのかを共有しておくことが大切です。

役割が明確であれば、同じ作業を重複して行うことも減らせます。✅

☆ 検品時間まで予定に入れる

納品直前になってから慌てて確認するのではなく、完成後の検品時間をあらかじめ確保しておくことが大切です。

扉や引き出しの動き、外観、寸法などを落ち着いて確認できる工程をつくります。✅

★ 搬出や納品まで逆算する

家具が完成しても、工房から出せなかったり、納品先へ運びにくかったりしてはいけません。

搬出口の大きさや家具のサイズを考え、必要に応じて運搬方法まで事前に考えておくことが重要です。✅

☆ 予定外に対応できる余裕を持つ

木材は自然素材のため、実際に加工してみると想定と違うことがあります。

また、途中で仕様確認が必要になる場合もあります。

だからこそ、予定をぎりぎりまで詰め込まず、少し余裕を持った工程を考えることが大切です。

★ 片付けまで段取りに入れる

加工や組み立てが終わった後には、木くずや端材、工具が残ります。

片付けを最後の余った時間で行うのではなく、一つの工程として考えることが大切です。✅

☆ 翌日の仕事を前日に整える

その日の作業が終わる前に、翌日の工程を確認しておくことで、朝からスムーズに作業できます。

必要な材料や工具を確認し、次に使う部材を準備しておくだけでも、仕事の流れが変わります。✅

⭐ “段取り8割”が職人の技術を生かす

オーダーメイド家具製造では、職人の技術がとても重要です。

しかし、その技術を十分に発揮するためには、材料や図面、加工順、作業スペースまでしっかり準備しておく必要があります。✅

私たちも、“つくり始める前の仕事”を大切にしながら、一つひとつの家具に向き合い、細部までこだわったものづくりを続けていきます。✨